• 【蒲生 龍彦】「……」
  • 【主人公】「……」

  • 私の唇に、彼の唇が触れた。
  • その瞬間、蒲生弁護士のことで頭がいっぱいになる。

  • 【蒲生 龍彦】「……」
  • 【主人公】「んっ――…………」

  • 深く口付けされ、彼の舌が私の舌を絡め取った。
  • 初めての口付け。
  • どうしたらいいの、かわからない。
  • 舌を任せているだけで、身体中が溶けてなくなりそうな気持ちになった。

  • 【主人公】(私は蒲生先生のことを――)