万里小路家を守護する聖木と言われている「クスノキ様」。その守り人である樟守を代々務める樟近家の末裔である。
人間を含む、あらゆる動植物のメスに好かれやすい特異な体質の持ち主。それゆえか、女遊びが激しいらしい。
人当たりはよいが、本心を明かすことはなく、優しげな微笑みと、軽めの言動でのらりくらりとかわす。
樟守だった父親が急死したため、唯一の後継者である彼は、中学卒業後に樟守となった。
それ以来、万里小路家に住み込み「クスノキ様」の世話をしている。
この屋敷唯一の「若い男性」であるため、主人公と会うことは固く禁じられている。